イグサ編みは台湾早期の伝統工芸で、台中県の大甲鎮、大安郷、清水鎮、そして苗栗県の苑裡鎮などから生産する「大甲帽蓆(大甲わら帽子)」がその時代にかなり有名でした。
日本統治時代に、苗栗県の苑裡区の住民は日本政府が指導の下で元々蓆に作っていた藺草をわら帽子に作って生産するようになりました。1905年に大甲業者が日本大阪世界博覧会に参加した契機として、わら帽子が初めて日本や東南アジア、欧米へ輸出されて最も盛んでいた時代を開きました。
光復後、わら帽子産業は最も栄えている時代で、台湾の五大輸出商品の一つとして国内外で名を馳せていました。全盛時期に世界から「わら帽子国」という美称を得られ、北の新竹から南の台南にかける沿海地区はわら帽子や蓆の産地で、大甲はその重要な集散地でした。
しかし、1980年以後、工商社会が活発になるにつれて藺草編み産業は次第に衰えていて斜陽産業になります。大甲では、イグサ編みの歴史、編み方、イグサの良さを判別するなど知性的な旅を楽しめ、「三寶館」では、不定期に手作りイグサ編み物作品を展示しているほか、イグサ工芸の教学も提供しています。
【TraNews記者 羅惠文/台中市 翻訳/呉佩樺】
中国語の原文から翻訳したものです。もしも、その中で何が間違いがありましたら、中国文の内容に基準とさせていただきます。
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